きつい味を出さないために
いくつか考えて実行しています。
まずお薦めしたいのは、生豆を野菜の入っていた細かい網の袋に入れて、流水で丁寧に水洗いすることです。チャフが極端に少なくなり、深煎りでの発火がほぼ回避され、フレンチローストやイタリアンローストも可能になります。味も滑らかになります。
入れる際の手段の1つはお湯を注いで最初に落ちる液を捨てること。挽いた粉を振るう必要がなく、渋味なども消え、抽出した液体が滑らかになります。
もう1つのやり方はフィルターペーパーを重ねること。落ちる速度は多少遅くなるものの、却ってお湯を注ぎ易くなります。
私は普段は旧アートコヒーのコヒーシェーカーにコーノ式などのろ紙を使い、粗ばしりを捨てていますが、お客が来たなど、コーノ式でやや大量に落とす時は両方を併用しています。
ただ雑味も味のうちで、好みもまちまちですから、お客さんに振るまう時にはそれとなく確認して、好みに合うようにしています。